Iロギーに於ける、ジャーナリズムとアカデミズムとの対立を見ることが出来るのである。そして大切なことは、こうした科学は、単にアカデミズムを通してばかりではなく、又ジャーナリズムをも通して、恐らく初めて科学的発展[#「科学的発展」に傍点]を有つことが出来るだろうという点である。

[#3字下げ]三[#「三」は小見出し]

 最後に吾々は社会科学[#「社会科学」に傍点]のイデオロギーに就いて語らねばならぬ。蓋し科学に於けるイデオロギー性――階級性――が最も顕著に現われるのは、恰も社会科学に於てであるのだから。
 社会科学に於けるイデオロギー性・階級性の特色は、それがブルジョア社会科学[#「ブルジョア社会科学」に傍点]とプロレタリア社会科学[#「プロレタリア社会科学」に傍点]という、異った二つの体系[#「異った二つの体系」に傍点]として対立するという現象の内に見られる。人々の単純な考え方に従えば、科学はどんな科学でも真理の体系でなければならず、そして真理はプロレタリアにとってもブルジョアジーにとっても斉しく真理であればこそ、初めて真理であることが出来るのだから、苟しくも科学としての科学にそうし
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