サれは正に状態であって之に反する過程ではないから。従って体系は常に、既成の(過去の)存在か、又は(未来の)ユートピアか、の何れかでしかない。体系が現実の過程を脱却している概念なのであるから、その性格を決定するものは、歴史的過程[#「歴史的過程」に傍点]ではなくして例えば論理的構造[#「論理的構造」に傍点]であることは必然である。というのは体系はただ、その論理的構造が完全であればある程、優れていると考えられる。論理的構造とは整合――立場――に外ならない。体系が立場に基く所以である。かくて立場は非歴史的概念であることが示された。
(問題は之に反して方法[#「方法」に傍点]と結び付いている、問題が提出されればそれを解決すべき方法はすでに与えられたのであり、又どのような問題を選ぶかは方法の第一歩を意味するのだから。処で方法は体系と正反対に、現実的過程そのものであるであろう。方法は歴史的過程にぞくす。問題は従って常に歴史的でなければならないわけである。――吾々は問題の歴史社会的規定を既に見ておいた。)
 問題は歴史的であり、立場は非歴史的概念であることが明らかとなった。之を予想[#「予想」に傍点
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