「る」に傍点]――選挙法的に――ことに存するのでもなくして、正に、実践的に・従って具体的に・大衆階級を組織して行く過程の内にこそ存する。――かくて人々は見るべきである、大衆性の概念は、もはや単なる――かの抽象的なる――多衆性の概念ではなくして、恰もこの多衆性概念を止揚する――組織する――処のものであることを。大衆性とはそれ故、大衆が――非大衆がではない――大衆自ら[#「大衆自ら」に傍点]を高度にし強力にする処の、大衆のこの組織性[#「組織性」に傍点]でなければならない。大衆が有ち得るかの圧倒性と高度の水準とは専らこの性質によって保証される。大衆性とは何物でもない、ただ大衆の組織性である。或る事実が大衆性を持つとは、それが大衆を何等かの意味で組織する力を有つことである。
大衆化[#「大衆化」に傍点]とはであるから、大衆の組織化によって大衆の高度と強度とを大にすることの外の何物でもない。或る事物を大衆化すとは、その事物を大衆――否寧ろかの多衆――にまで低めることではなく、却って大衆をこの事物の高さにまで組織することを意味しなければならない。何故なら、事物を大衆化するものは恰も大衆自身[#
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