[#「A′」は縦中横]によって(AがBによって、又はα1[#「1」は下付き小文字]がα2[#「2」は下付き小文字]によってではない)、虚偽として否定・止揚されることが、歴史の何等の時期に於ても絶対に在り得ないということを、現在――従って云わば先天的[#「先天的」に傍点]に――どうして証明するか。
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* 私は拙著『科学方法論』二一二頁〔本全集第一巻所収〕以下に於て、何故物理学が自然科学の代表者でなければならないかを見た。
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 吾々は今、好事家・空想家・或いは杞憂家ですらあるように見えるかも知れない。併しこの杞憂はそれ程無根拠ではない。人々は物理学を哲学的に基礎づけようと欲する。その場合恐らく或る人々は、物理学の論理内容が超歴史的であることを、その研究の結果の一つとして付け加えるかも知れない。併し元来物理学を哲学的に基礎づけることを許すからには、何といっても、物理学を哲学という地盤の上で初めて安定し得ると考えることに外ならない。一応承認されている物理学の独立は、そこでは実は絶対的な[#「絶対的な」に傍点]独立ではなかったので
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