セから。虚偽に就いても亦同じく性格的虚偽が今の場合の対象でなければならない。それ故今や、吾々の課題は、性格的論理に於ける論理形態[#「性格的論理に於ける論理形態」に傍点]、を媒介として解かれるべきである。

[#3字下げ]二[#「二」は中見出し]

 性格的論理に於ける――没性格的論理は今の問題ではない――論理形態は、真理乃至論理の理念からは決定出来なかった。そうかと云って単なる個々の真理内容からも決定出来なかった。論理に対する他事物[#「他事物」に傍点]として、而もより具体的な論理的内容によって、夫は決定され得る筈であった。今それを見よう。
 性格的論理に於て用いられる諸概念[#「概念」に傍点]は必ずその性格を有つ。例えば或る事物を何と命名するかは没性格的・形式的・論理にとっては全く任意の事にぞくするが、性格的論理にあっては、その任意さの間にすでに人々がそれをどう待遇しようとするかという意図が示されているであろう。概念の成立には一定の動機[#「動機」に傍点]があり、この動機から云って是非ともこの[#「この」に傍点]概念が採用されねばならなかったのである。概念の性格はこの動機によって成
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