ゥら。一般に、事物の内容をして内容として捉えさせるものが性格であり、そして又かくして捉えられた事物の内容が、その事物の性格なのである。性格とは内容的に把握されたる限りの内容である。事物の内容の容積をなしている内容的・現実的・質料的・原理を担ったものが性格に外ならない。個々別々の事物も亦、それ故、その内容が把握された限り、個々別々の性格をもつ。処が恰も形式論理学に於ける概念が外延―内包の関係によって種概念と類概念との上下の系列をもつと同じに、事物の性格も亦段階的系列をなすことが出来る。諸事物の性格は、一定の一事物のもつ一性格の下に、時間的推移に於てか並立的同時存在に於てか、統一され得るものである。さて下位の性格に対して、相対的に上位に位する性格が、形態[#「形態」に傍点]の概念であるのである。形態は、個々事物の内容を、何等か総体[#「総体」に傍点]として、而も依然現実内容[#「現実内容」に傍点]として、捉える処の、通路である(形式的な総体は一つの理念であり、従って現実内容とは無縁であった)。
 形態[#「形態」に傍点]と形式[#「形式」に傍点]とはそれ故もはや一つではない。一般的形式は内
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