いいやり方であります。大仏の頭が三畳敷位の広さで人間が五、六人位は入れますが、目、口、耳の窓から外を見ると、先の客は後から急《せ》かれて出て行くので、入り交《かわ》り立ち交るという手順、手っ取早く出来ております。蓋が明いた六日の初日には、はたして大入りでありました。
底本:「日本の名随筆46 仏」作品社
1986(昭和61)年8月25日第1刷発行
1991(平成3)年4月25日第9刷発行
底本の親本:「高村光雲懐古談」新人物往来社
1970(昭和45)年12月発行
入力:加藤恭子
校正:菅野朋子
2000年10月30日公開
2005年6月27日修正
青空文庫作成ファイル:
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