仏陀《ほとけ》のことを「医王」と申しておりますが、「満天下の|医師[#「満天下の|医師」は太字]《せんせい》たちよ[#「たちよ」は太字]。すみやかに|医王[#「すみやかに|医王」は太字]《ほとけ》となれ[#「となれ」は太字]!」と、私は叫びたい衝動に駆られています。
心の病気の治療法[#「心の病気の治療法」は太字] さて病気をなおす[#「なおす」に傍点]には、医者[#「医者」に傍点]と薬[#「薬」に傍点]と養生[#「養生」に傍点]の三つが、大切だといわれていますが、心の病気を治療するにも、やはりこの三つが必要です。医者とはりっぱな人格者です。教育家や宗教家は、ぜひとも、この「人格《ひとがら》」を、目的《めあて》とせねばなりません。次に薬とは信仰です。養生とは修養です。「病は気から」ともいうように、私どもは健康《たっしゃ》な精神《こころ》によって、身体の病気を克服してゆかねばなりません。だから、医者と薬と養生の三つのなかで、いちばん必要なものは養生です。養生といえば、この養生と関聯《かんれん》して想《おも》い起こすことは、あの化粧ということです。化粧とは「化ける粧《よそお》い」ですが、
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