昔ながらの平和が帰り、巨財を貯えた四十の地下室は沙漠の砂丘を頭に戴き肩のほとりに秘密の入り口――すなわち狛犬《こまいぬ》に守られたところの不思議な社《やしろ》を保ったまま落ちる夕陽、昇る朝陽に燦《まばゆ》くキラキラと輝きながら永遠の神秘を約束して私の支配下に眠っている。



底本:「沙漠の古都」国枝史郎伝奇文庫26、講談社
   1976(昭和51)年7月12日第1刷発行
初出:「新趣味」博文館
   1923(大正12)年3月〜10月
※「探検」と「探険」の混在は底本の通りです。
※「烏魯木斎《ウルマチ》」「庫魯克格《クルツクタツク》」は、それぞれ「烏魯木斉《ウルマチ》」「庫魯克塔格《クルクタク》」が正しい形であると思われますが、底本の通りとしました。
入力:阿和泉拓
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年12月2日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全120ページ中120ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
国枝 史郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング