小国寡民
河上肇
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)十有八尺にして贏《の》び
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)凡そ一甲|拆《たく》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「くさかんむり/弗」、第3水準1−90−75]地《ぶつち》
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)こて/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
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放翁東籬の記にいふ、
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「放翁告帰(退官して隠居すること)の三年、舎東の※[#「くさかんむり/弗」、第3水準1−90−75]地《ぶつち》(草の生ひしげる土地)を闢く。南北七十五尺、東西或ひは十有八尺にして贏《の》び、或ひは十有三尺にして縮まる。竹を插んで籬《り》と為す、其地の数の如し。五石瓮(かめ)を※[#「くさかんむり/貍」、341−4]《うづ》め、泉を瀦《た》めて池と為し、千葉の白芙※[#「くさかんむり/渠」、341−5](蓮)を植う。又た木の品(木
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