ぐ目の込んだ防水布等で保護しなければならない。上下つづいていれば腰のところから雪が入らないので、少々転んでも心配がない。軽快にするため薄い上等の物がよい。
毛皮の目出帽《めでぼう》――吹雪のときにこれをスッポリかぶると目を凍傷することがなくたいへん暖い。目のところはセルロイドを縫い付ける。これが曇るので少々困るが別によい方法がない。
[#地から1字上げ](一九三五・一二・五)
底本:「単独行」二見書房
1970(昭和45)年9月21日初版発行
1999(平成11)年11月5日45版発行
入力:田 一木
校正:ゼファー生
2006年1月13日作成
青空文庫作成ファイル:
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