ゝでは許していたゞく。

 以上、朝鮮、支那に就て述べたのは、日本物に影響が多いため、ほんの一口話をしたに過ぎない。本來ならばペルシヤ陶に就て大いに説かなければならぬ、ペルシヤ陶は洋の東西を結んだ大切な役目をして居り、日本人の胸を最も搏つ或物をもつてゐる。また埃及、希臘、その他伊、佛、蘭、獨、その他各國の陶磁を説くのが當然であるが、私は其の任でない。



底本:「増補やきもの読本」宝雲舍
   1932(昭和7)年7月20日初版発行
   1941(昭和16)年2月25日増補改版第廿五版発行
※「況」と「况」、「秘」と「祕」、「廻」と「※[#「※」は「えんにょう+囘」、第四水準2−12−11、]」、「準」と「凖」、「ツ」と「ッ」の混在は底本のままとした。
※本作品中には、身体的・精神的資質、職業、地域、階層、民族などに関する不適切な表現が見られます。しかし、作品の時代背景と価値、加えて、作者の抱えた限界を読者自身が認識することの意義を考慮し、底本のままとしました。(青空文庫)
入力:小野岳史
校正:小林繁雄
2001年6月11日公開
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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