かと悩んでゐる彼を哀んだ。
三日目に、彼はちよつと家《うち》へ帰つてくると言つて立つて行つたが、その夕方彼女は宿へも無断でそこを立つてしまつた。
[#地から1字上げ](大正九年四月)
底本:「現代文学大系 11 徳田秋聲集」筑摩書房
1965(昭和40)年5月10日発行
初出:「中央公論」
1920(大正9)年4月
入力:高柳典子
校正:土屋隆
2006年1月27日作成
青空文庫作成ファイル:
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