フ酒なんどを飮みたるにも増して旨かりき。〔北より羅馬に入るものは、ポルタア、デル、ポヽロ[#「ポルタア、デル、ポヽロ」に二重傍線]の關を入りて、ピアツツア、デル、ポヽロ[#「ピアツツア、デル、ポヽロ」に二重傍線]といふ美しく大なる廣こうぢに出づ。この廣こうぢはテヱエル[#「テヱエル」に二重傍線]河とピンチヨオ[#「ピンチヨオ」に二重傍線]山との間にあり。兩側にはいとすぎ、亞刺比亞《アラビア》護謨《ゴム》の木(アカチア)茂りあひて、その下かげに今樣なる石像、噴水などあり。中央には四つの石獅に圍まれたる、セソストリス[#「セソストリス」に傍線]時代の記念塔あり。前には三條の直道あり。即ちヰア、バブヰノ[#「ヰア、バブヰノ」に二重傍線]、イル、コルソオ[#「イル、コルソオ」に二重傍線]、ヰア、リペツタ[#「ヰア、リペツタ」に二重傍線]なり。イル、コルソオ[#「イル、コルソオ」に二重傍線]の兩角をなしたるは、同じ式に建てたる兩|伽藍《がらん》なり。歐羅巴《ヨオロツパ》に都會多しと雖、古羅馬のピアツツア、デル、ポヽロ[#「ピアツツア、デル、ポヽロ」に二重傍線]ほど晴やかなるはあらじ。〕我は熱き頬
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