ル・フオンの古城の画を額ぶちに入れて、壁に掛け病の床から眼を挙げて城内の円卓の騎士達やシヤル・マーニユの兵士等のアパートや食堂を忍び――」と書いたが、その画といふのは、翌朝二人が馬に乗つて散歩に出かける時の姿を、門の前で藤屋氏の「ピエル・フオン」を背景にして氏のお嬢さんが撮つたエハガキ型の写真である。



底本:「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
   2002(平成14)年6月20日初版第1刷発行
底本の親本:「時事新報」時事新報社
   1930(昭和5)年12月18、19、21日
初出:「時事新報」時事新報社
   1930(昭和5)年12月18、19、21日
入力:宮元淳一
校正:門田裕志
2010年1月17日作成
青空文庫作成ファイル:
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