゚られて、三日目に未決監のプリゾン・ド・ラ・サンテに送られた。
 のん気な牢屋だ。一日ベッドの上に横になって、煙草の輪を吹いていてもいい。酒も葡萄酒とビールとなら、机の上に瓶をならべて、一日ちびりちびりやっていてもいい。
 酒のことはまたあとで書く。その前にドリイの歌を一つ入れたい。

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独房の
実はベッドのソファの上に
葉巻のけむり
バル・タバレンの踊り子ドリイ
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 窓のそとは春だ。すぐそばの高い煉瓦塀を越えて、街路樹のマロニエの若葉がにおっている。なすことなしに、ベッドの上に横になって、そのすき通るような新緑をながめている。そして葉巻の灰を落しながら、ふと薄紫のけむりに籠っている室の中に目を移すと、そこにドリイの踊り姿が現れて来る。彼女はよく薄紫の踊り着を着ていた。そしてそれが一番よく彼女に似合った。

    二

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パリの牢のスウヴニルに
酒の味でも
飲み覚えよか
Ca《サァ》 va《ヴァ》 ! Ca《サァ》 va《ヴァ》 !
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 僕はもう五、六年前から、ほんの少しでもいいから酒を飲
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