の中で人間の運命を発展さす場合、いつも此の風と光線とが気にかかる。確に此の風と光線とは人間の意志と感情の発生及び発展に重大な必然的影響があると思ふ。此の風と光線とエヂプト、アツシリア、ペルー、印度、支那の文化の発達とを関連させて考へて見た場合、誰とてひそかな私のこのあられもない独断の楽しみを嗤ひはすまい。
底本:「日本の名随筆37 風」作品社
1985(昭和60)年11月25日第1刷発行
底本の親本:「定本・横光利一全集 第一三巻」河出書房新社
1982(昭和57)年7月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:土屋隆
校正:noriko saito
2005年5月14日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全4ページ中4ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
横光 利一 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング