客去りて後ようよう言いだして頼みぬ。さるに愚公もあまり暖かならず。金五〇銭出してくれぬ。
貧景全備
入梅の日、雷雨至り屋漏ること滝のごとし。畳をあぐること二畳、貧景ここに至って全く備わる。句あり。
雨の漏る貧乏振や梅雨の入
底本:「日本の名随筆85 貧」作品社
1989(平成元)年11月25日第1刷発行
底本の親本:「堺利彦全集 第二巻」法律文化社
1971(昭和46)年3月
入力:もりみつじゅんじ
校正:今井忠夫
2000年12月25日公開
2005年12月13日修正
青空文庫作成ファイル:
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