か」
「はい。操縦してみまして、まだまだ気に入らないところを沢山発見しました。自分は、さらに改良の第三号を作りたいと思います。それが完成すれば、どうやらこうやら、皇軍機械化部隊のお役に立つことと思います」
 岡部一郎は、この輝かしい成功の誉《ほまれ》をしりぞけて、どこまでも謙遜《けんそん》したのは、床《ゆか》しきかぎりであった。



底本:「海野十三全集 第7巻 地球要塞」三一書房
   1990(平成2)年4月30日第1版第1刷発行
※図版は、初収単行本の「未来の地下戦車長」山海堂出版部、1941(昭和16)年10月1日発行からとり、文字のみ新字にあらためました。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:tatsuki
校正:kazuishi
2006年10月21日作成
青空文庫作成ファイル:
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