くどしゃべらなくとも、……それでどうだというんだ」
少将閣下は、たたみかけて叫んだ。
「もちろん閣下にもお分かりのことと思いますが、とにかくそういうわけで、ここ二日のうちに川上を捕らえて、殺してしまわねばなりません。それを間違いなくやるためには、賞金をうんと奮発して労働者達を総動員することが大切です。あの大豪川上に向かう者は、一つしかない自分の命を捨ててかからねばならぬのです。賞金は、命を捨てさせるに十分なほど慾心をもえたたせる金額でなくてはいけません。二千ポンドに一千ポンドなどとは、この飛行島建設費の何万分の一……」
「もういい。分かった。もういうな」
リット少将は口にくわえていた葉巻を思わずぷつりと噛みきって、
「よおし、二万ポンドに一万ポンド! どうだ、これなら文句はなかろう」
賞金は一躍十倍にはねあがった。
「えっ、二万ポンドに一万ポンド! そいつはすばらしい」
と、スミス中尉は思わず靴の裏で、床の上をどんと蹴った。
カワカミ騒ぎ
かくして飛行島の大捜索がはじまった。
川上機関大尉の首にかけられた賞金はおどろくなかれ、二万ポンドに一万ポンド!
この告
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