濯ぐのである。少しぐらゐ石鹸が殘つてをつても、よく絞つた上、寢床の上に吊つて乾かせば、一時間乃至二時間の間に、さらさらして乾いてしまふ。さうして肌に着けても、別に氣持が惡くないのである。
内地へ歸つてからもこの習慣が殘つて、水をあんまり前のやうに浪費しなくなつたのはわれながら嬉しいことである。
[#地付き]『科学知識』昭和十八年五月号
底本:「海野十三メモリアル・ブック」海野十三の会
2000(平成12)年5月17日第1刷発行
初出:「科学知識」
1943(昭和18)年4月号〜5月号
※「愈※[#二の字点、1−2−22]」と「愈々」、「お呪ひ」と「お呪」の混在は、底本通りにしました。
入力:田中哲郎
校正:土屋隆
2005年1月7日作成
青空文庫作成ファイル:
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