の艦艇が、さかだちとなって、ゆらゆらと水中に、しずみはじめるごとに、司令官ケレンコは、太刀川にむかいほこらしげにいった。
 だが、太刀川は、わざと、
「相当ですが、私の理想からいえば、まだやり方がにぶいですね」
 という。
「なに、あれでまだにぶい?」ケレンコはにやりとして、
「うふん、だが、あれが日本艦隊だったら、もっと、こっぴどくやっつけるんだが、なにをいっても友邦アメリカだから、遠慮してあのくらいにとどめておくのだよ。うふふふ」
 ケレンコは、鬼のように笑った。
 その時、とつぜん、潜水兜が、ぴんぴんと、異様な音をたててなった。
 とたんに、たんたん、じゅじゅというひびきがつづいて起り、急に上から、おさえつけられるような重くるしさを感じた。
「あ、あぶない。運転士、すぐ左旋回で、うしろへひっかえせ!」
 ケレンコが、さけんだ。
「は、はい」
「はやくハンドルをまわせ。ぐずぐずしていると、みんなこっぱみじんになるぞ。敵の爆弾が、近くの海面におちはじめたんだ!」
「は、はい!」
 運転士は、力一ぱいハンドルをまわした。
 だが、そんなことで爆弾からにげさることはできなかった。すぐ頭の
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