すと、われ目も文句もぴったりあう、だから、ここに彫ってあるこの文句は、贋物とはいえ、本物どおりに彫ったにちがいないと思うんだ。みろ、これが苦心《くしん》の末《すえ》、おれが翻訳した文章なのだ」
 四馬剣尺が、ふところより取りだした紙片《かみきれ》をみて、机博士は禿鷹《はげたか》のようにどんらんな眼を光らせた。
 そこには、こんなことが書いてある。
[#ここから2字下げ、文章は横組み、「三日月型の分」が左側、「扇型の分」が右側に配置されている、罫囲み]
 三日月型の分[#「三日月型の分」は太字]
わが秘密を
とする者はいさ
人して仲よく
り聖骨を守る
のあとに現われ
メダル右破片
左の穴に同時
ただちに
強く押すべし
正しく従うなら
らの前に開かれん

 扇型の分[#「扇型の分」は太字]
うけつがん
かいをやめ両
ヘクザ館の塔にのぼ
二匹の鰐魚《がくぎょ》を取除きそ
たるそれぞれの穴に金
を右の穴に左破片を
に押入れ、それより
ふたつのメダルを
汝《なんじ》らわが命令に
ば金庫は自ら汝
[#ここで字下げ終わり]

   戦闘準備

 残虐な悪魔の頭目《とうもく》、四馬剣尺のために、両脚に
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