トンが、今ここにその予言どおりになって死んでいるではないか。とすると、次には同じ運命が、自分の上にものしかかって来るのではあるまいか。
さすがのモレロも、ここまで考えてくるともうじっとしていられなくなった。
「親方、行きましょう」
と、この時フランソアが言わなかったら、モレロはもどっていたかも知れない。そして次にきた恐ろしい運命から逃れることが出来たかも知れなかったのだ。
その恐ろしい運命とは――
宝《たから》、死と共《とも》にねむる
三人はボートからおりると、そろりそろりと岩をつたわって、洞窟《どうくつ》にむかった。
月の光を受けて、ぽっかりあいた大きな穴は、気味悪《きみわる》く三人の上にのしかかって来ている。
この穴の中には恐竜がいるのだ。その恐竜の巣の中にこそ、キッドの宝物はある。
セキストンは洞窟の前にちらばっている宝物の破片《はへん》を発見したに違いない。
「おい、これを見ろ」
先頭にたったモレロが低くつぶやいて、あとをふりかえった。
「なんです」
「スペイン金貨だ」
「これがここにあるところを見ると、宝物も近いぞ。宝物箱《ほうもつばこ》をはこぶ
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