みつかったんですか」
「それがよ。恐竜の巣のあたりになるんだ」
「あたりって、モレロ親分は見ないんですかい」
「うん、俺は見つけたわけじゃない」
「で、どうして巣のあたりにあるってことがわかったんです」
「まあ、そんな事位、わからあね、まずセキストンがあの崖の上からのぞいて、喜びの声をあげた。そのとたんに、俺は彼が宝ものがぶじだということを知ったのだと思ったんだよ」
「その次に、奴は縄でおりていったろう、そして慾張りの正体をばくろしたんだ」
「というと」
「他の奴等にとられぬうちに、自分で一人じめにしようと思ってな、それがあの結果さ。縄につかまったまま、落ちていった」
「助かったでしょうかね」
「さあ、そりゃわからねえ、アメリカさんがさがしに行ったが、どうなったか」
「助からぬとすると、ちょっと困りますね」
「何がさ」
「宝のあり場所が」
「馬鹿野郎、だからお前はいつまでも水夫で出世しねえんだ。宝はあるんだ。たしかにあるんだ。セキストンが飛び込んだことが第一の証拠だ。あの辺にあるってことがわかりゃいいじゃねえか」
「でも、可哀《かわい》そうでしたね」
「しかたねえ、一人じめにしようとし
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