から例のとおりタイム・マシーンは働きはじめた。あたりがぼんやりとなる。そしてしばらくすると、別の音響が聞こえて来た。
「ひッひッひッひッ。見やがれ。とうとう八つ裂にしてやった」
「血祭《ちまつり》第一号だ。ヤマ族め、思い知ったか。くやしかったらもう一度生きてみろ」
 僕は今だと思った。僕はむくむくと起きあがった。そして大音声《だいおんじょう》をはりあげた。
「あわててはいけない。僕は死んでいないのだ。オンドリ、僕が見えるか」
 僕は傍《そば》にいたオンドリの肩を叩いた。そのときのオンドリのおどろいた顔!


   不死身《ふじみ》


「僕はまだ死んで居らんぞ。よく見たまえ」
 僕はオンドリの腕をとらえて、つよくゆすぶった。
「おやッ。まだ死ななかったか」
 オンドリは、僕がまだ生きて居るのを、ようやく認識したようだ。
「この野郎はまだ生きている。これではまだ血祭《ちまつり》にならないぞ」
 オンドリは前に集まっているトロ族たちを煽動《せんどう》した。さっきまでは彼は平和愛好者のような顔をしていたのに、今はもうがらりと変って煽動者をつとめている。なんという卑《いや》しい根性《こんじょう
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