なんという金属で、どんな性質を持ったものか、すこしも知らない。とにかくこんな金属は、今まで地球上になかったことはたしかだ。しかし少くとも、地球上で一番重いウランよりも、もっともっと重い元素でできていることはわかる。いま、滝田君が火傷したのも、この元素の持っている、恐るべき放射能によるものと思われる」
帆村はそう言って、ほっと一息ついた。
「すると、さっき所長が、機械人体と名をおつけになったこれは、ミミ族の体の一部分なんですか、それとも別物なんですか」
「それはミミ族――すなわち赤色金属藻の着ている外套みたいなものさ。言いかえると、それは機関車みたいなもので、それを動かしているのが、この赤色金属藻のミミ族さ。とにかく彼らは、地球へ遠征するのだから、地球人類と会見するときもあろうと予期し、そのとき地球人類と同じような形をしていた方が都合がよいと考え、そのような外套を着こんでやってきたのだ」
帆村は明快に怪鬼の正体をといた。
網の目のように、体内をはいまわっていた細い電線のようなものは、赤色金属藻から、緑鬼の手、足、目、耳、口などへ号令をつたえ、それを動かすための神経線であることも明ら
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