ッド隊長は、悲しげな顔になって、ガンマ和尚にたずねた。
「わしが、両君に力を貸してくださいと、むりにお願いしたのです。相手はガスコと称しているすこぶる悪い奴で、やはり地球人類なんですわい」
「ガスコ?」ガスコの名がでてきたので、隊長のそばに立っている帆村荘六も三根夫も、はっと顔をかたくした。三根夫はあのにくむべき悪党に、天蓋《てんがい》のところで出会って、あとでふり切って逃げたが、あのあと、まだ何か悪いことをしていたのであろうか。
「そうです。ガスコです。あいつは、アドロ彗星のまわし者ですって。あいつは、立入り禁止の天蓋の所へでて、もう十何日間も、アドロ彗星と連絡していたのです。アドロ彗星って、ごぞんじでしょうな、テッド博士」
「よく知りませんが、今、我々のほうへ向かってくる宇宙の賊《ぞく》のことですか」
「宇宙の賊! ふうん、それはいい名称だ。あの悪魔星にはうってうけの名称だ。宇宙の賊ですよ、まったく」
「で、ロナルドとスミスは、どうしたのですか」
「さあ、そのことです。われわれが、ガスコを取りおさえようとしたが、なかなか手におえない。こまっていたところへ、両君が通りかかったものだか
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