つかない者は、全力をあげていそいで配置についてください」アナウンスは、心細いことを伝えている。三根夫はガン人のために深く同情した。
 が、ガン人に同情するなら同時に、この怪星にとらわれて心るテッド隊長以下の地球人たちへも同情をそそがなくてはならない。ガン人が悲しい恐ろしい運命に追いつめられているいじょう、テッド博士以下の地球人たちも、また同じ悲運に追いこまれているのだ。
 いや、地球人の立場は、ガン人よりももっと悪いのだ。危険なのだ。それはハイロがちょっと口をすべらしていったが、地球とこのガン星とは、まったくおなじ気候や空気密度などではない。地球にいま棲息している人間や動物植物は、地球の気候風土にたえられるものばかりであって、それにたえられないものはとちゅうで死滅《しめつ》し枯死《こし》してしまったのだ。
 ガン星の気候風土が地球のそれと完全におなじなら、地球人はガン星のうえでも、ガン人とおなじように健康をたもって生きていられる。だが、じじつそうでない。地球とガン星とは、気候風土がかなりにかよっているとはいうものの、じつはだいぶんちがっているのだ。ガン人の身体は、地球人よりも、ずっとは
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