うに、こんもりとしげった、たいへん大きな森林が見えて来た。つかいの者は、その森をゆびさし、
「あそこに大きな森が見えますね。あれが王城です。新王ロロは、あそこでお待ちかねです」
ロケットは、王城の森の入口に、しずかに着陸した。
そこには、蟻田博士たちを出むかえの、えらい役人や軍人が、ならんでまっていた。彼等は、すきとおった長いころものようなものを着ている。
千二から見れば、だれもかれも、みな、おなじような顔に見えた。
首相モンモンが、まえにすすみ出て、博士にあいさつをした。
「蟻田博士でいらっしゃいますね。ロロ王が、おまちかねです。どうぞ、こちらへ……」
森の中の、ふしぎな景色は、千二をおどろかした。上から見れば地球の森とおなじであるが、こうして、地上から森の中にはいって見ると、地球の森とは全然ちがっている。なんという木か知らぬが、左右から大きな根をはり、それがくみあい、まるで、籠をふせたような形になっている。その正面に、門のような入口があいている。蜜蜂の巣箱の下に、蜂の出入する穴があるが、それによく似ている。
「どうぞ、こっちへ、おはいりください」
首相モンモンは、先に立
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