すっかりおさまりました。どうか、御安心のうえ、これからすぐさま、王城へおいで下さい。新王ロロが、お待ちかねでございます」
博士は、それを聞いて、たいへんよろこび、
「ああ、それは、おめでたい。それでこそ、わたしたちの骨おりがいが、あったというものです。さあ新田、千二、新王ロロに、おめでとうを言いにいこうではないか」
「はい、おともしましょう。千二君も、いくだろうね」
「ええ、先生、いきますとも。火星国の王城というのは、どんなところだか、早く見たいですね」
そこで三人は、新王ロロのつかいの者に、あんないをたのんで、そのうしろから、ついていった。
洞窟の外には、うつくしい色にぬられた小舟のようなロケットが、待っていた。
三人は、それにのりこんだ。
するすると音がして、波形の大きなふたがひきだされ、千二たちのあたまの上を、おおった。なんだか、莢《さや》えんどうのような形になった。
ロケットは、たいへんのりごこちがよく、見る見る空中にとびあがり、雪をかぶっている山の上をとびこし、それから、緑のもうせんを、きちんと、ごばん目にしきつめたような緑地帯の上をはしりぬける。すると、その向こ
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