、そうなる日が待ちどおしい」
「あははは、丸木艇は、やっと火星に着いたようじゃ」
博士はテレビジョンの幕を指しながら笑った。
「さあ、丸木先生、これから何と言って火星王に報告することじゃろうか。さだめて、大きなほらを吹くことじゃろう」
「火星には、火星王というのが、いるのですか。丸木が、火星で一番いばっているのでは、ないのですか」
千二は尋ねた。
「いや、別に火星王というのがいるのじゃ。その火星王は、たいへん悪い奴で、ロロ公爵とルル公爵の母にあたる前火星女王をほろぼし、位を奪ったのじゃ。丸木は、その軍部大臣の役をしているのじゃ」
「では、これからロロ公爵とルル公爵は火星へ帰ると、火星王のために捕えられはしませんか」
「もちろん、両公爵が帰って来たことを知ったら、捕えに来るのであろうなあ。だが、ロロ公爵もルル公爵も、今は、りっぱな大人になった。そうして、わしのところでいろいろと勉強もした。だから、火星王が攻めて来ても、そうかんたんに、やっつけられないよ。わしも今度は出来るだけのお力になり、ロロ公爵やルル公爵が、ふたたび火星をおさめるようにしてあげたいと思っているのじゃ」
「それはい
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