ちであろうか。
新田先生には、そのどっちの意味か、わかりかねた。
といって、まさか博士に、
(博士は、人間ではないのですか?)
と、聞くわけにもいかない。だから先生は、この大きなうたがいを持ったまま、しばらく問題を先へ持ちこす外なかった。
「この二人を助けたとおっしゃったが、なぜ博士は助けられたのですか。一体この二人の素姓は何者ですか」
と、先生は尋ねたのである。
「ああ、この二人の素姓かね。わしが助けた時は、二人とも子供だった。二人は、女王ラーラの子供なんだ。ラーラには、百人ばかりの子供があったが、今残っているのは、多分このロロとルルの二人だけだろうと思う」
博士は、すこぶる奇妙な話をはじめた。先生は、博士がでたらめを言っているのではないかと思った。なぜかといって、そのラーラとかいう女王に、百人ばかりの子供があったという話であるが、そんなにたくさんの子供が生めるであろうか。
「博士、ほんとうですか、その話は。百人の子供を生むなんて、あまり不思議すぎますよ」
博士は、仕方がないという顔で、首を左右にふった。
「ふん、お前にはそれが信じられないかも知れん。いや、むりもない。だ
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