と土のくずれる音とともに、そのまま下へすべりおちていった。
やがて、先生の体は、下にとまった。とたんに上から土や石ころが、ばらばらとおちて来て、先生の目といわず口といわず、さかんに飛込んで来た。
「ああっ――」
先生は、いきぐるしくなって、土や石ころをかきわけて立上った。が、頭をしたたかに打たれたので、先生はしばらく、ぼうっとしていた。
ひゅう、ひゅう、ひゅう。
ぷく、ぷく、ぷく、ぷく。
先生が、気がついた時、そういうあやしい叫び声が、すぐ間近に聞えた。
先生が、気がついてみると、その前には、丈夫な檻《おり》があった。
檻の中には、不思議な生物がいた。それは犬ぐらいの大きさであったが、犬ではなく、形は、たこによく似ていた。――大きな頭に、ぎろぎろと動く大きな目玉、それから、胴中がほんのちょっぽりしかついていなくて、すぐ手足みたいなものが生えている。
「あっ、まだ生きていたな。この前、穴からのぞいた時に、下にうごめいていた怪物は、こいつらだ!」
先生は、急には言うことをきかぬ体を、むりやりに動かして、檻からすこし後に下った。
ひゅう、ひゅう、ひゅう。
ぷく、ぷく、ぷ
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