たりしはじめた。
すると、どうかした拍子に、その青いむちのようなものが、ほんのわずかではあったけれど、半殺しの蛇《へび》のように、ぴくぴくと動いた。そうして先の方がくるると円く輪になった。
「ほう、こいつは大発見だ!」
博士は、熱心を面《おもて》にあらわして、なおもさかんに指先でいじりまわしたが、一度蛇のように動いた後は、二度とそんなに動かなくなった。
大江山課長は、さっきから博士のじゃまをしないようにと思い、さしひかえていたが、もうがまんが出来なくなって、
「博士、その珍品《ちんぴん》は一体、何に使うものだかおわかりですか」
と、せきこんで聞けば、博士は無言で、首を左右にふるばかりだった。
「博士、なぜ教えて下さらないのですか。博士には、おわかりになっているはずだと思うのに……」
大江山課長の言葉に、博士は、はじめてそのむちのようなものから目を上げ、
「わしにも、さっぱりわからないのだ。わしはこれを研究してみたいと思う。どうだろう、これをもらって行っていいかね」
「いえ、それはだめです。持って行ってはいけません」
大江山課長は、博士の手からその青いむちのようなものを、うば
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