主のつとめ
北村透谷
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)撒母耳前書《さむえるぜんしよ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)[#ここから2字下げ]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)くさ/″\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
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[#ここから2字下げ]
「汝ら只ヱホバをかしこみ心をつくして誠にこれにつかへよ」
(撒母耳前書《さむえるぜんしよ》第十二章二十四節)(七月分日課)
[#ここで字下げ終わり]
この月の日課なる馬太伝《マタイでん》の中《うち》には神の王国に就きて重要なる教へ多くあり。主《しゆ》のつとめは実に栄《さかえ》あるものにして、之を守るものは、尤も福《さいはひ》にして尤も恩《めぐみ》あるものとす。主のつとめには種々《くさ/″\》の類《たぐひ》あり、或は難く或は易し、或は己れの利益に適《かな》ひ、或は然らず、基督《キリスト》我等に語りて曰く、「凡《すべ》て労《つかれ》たる者また重《おもき》を負《おへ》る者は我に来れ我なんぢらを息《やす》ません、我は心柔和にして謙遜者《へ
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