ず、只《た》だ奥州より帰りて二日、机上の一冊子を取つて読みしもの、即ち此書にてありければ、読過する数時間に余が脳中に浮び出たる感念を其儘筆に任せて書き了り、思量する暇《いとま》もあらず、冷罵の事、諷刺の事、当らざるの説多からむ。識者の是正を待つ。
[#地から2字上げ](明治二十五年四月)



底本:「現代日本文學大系 6 北村透谷・山路愛山集」筑摩書房
   1969(昭和44)年6月5日初版第1刷発行
   1985(昭和60)年11月10日初版第15刷発行
初出:「女學雜誌 三一五號〜三一七號」女學雜誌社
   1892(明治25)年4月30日、5月7日、5月14日
入力:kamille
校正:鈴木厚司
2008年1月19日作成
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