か、根こそぎになったとか云ってきた。それを自分たちの持っている大きな新聞にデカ/\と取り上げて、何も知らない労働者にそのことを信じこませ、大衆から党の影響を切り離すことにムキになってきた。ところが、そんなことをデカ/\と書いた直ぐ後から、到《いた》る処で党が活動している。それはどう誤魔化《ごまか》しようにも誤魔化しがきかなかった。殊《こと》にこの戦争の時期に「メーデー」とか、八月一日の「国際反戦デー」というような大きなカンパを前にして、彼奴等はどうでもこうでも党の力を根こそぎにしなければならなかった。彼等はそのために全力を彼等の持っているあらゆる国家権力を総動員している。口では党を侮《あなど》ったり、デマを飛ばしたり見縊《みくび》っているが、この事実こそは明かにそれを裏切って、党が彼奴等の最大の敵であることを示している。外国のある記事には、日本の党のことを「小さくして戦闘的な党」と書いているそうだが、(Sは須山の「神田伯山」とちがって、こういうことをよく知っていた)彼はそのことを私に話したとき、「この小さくして戦闘的な党は、一国の国家権力と対等に[#「対等に」に傍点]、否対等以上に対立
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