ったが、間もなく没《な》くなった。阿霞はその葬式を送って帰って来たが、その輿《くるま》を啓《あ》けてみると中は空になって人はいなかった。そこで始めて阿霞が人でないということを知った。



底本:「聊斎志異」明徳出版社
   1997(平成9)年4月30日初版発行
底本の親本:「支那文学大観 第十二巻(聊斎志異)」支那文学大観刊行会
   1926(大正15)年3月発行
入力:門田裕志
校正:松永正敏
2007年8月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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