怪談牡丹灯籠
序
古道人
鈴木行三校訂・編纂
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)恠力乱神《かいりょくらんしん》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)又|中庸《ちゅうよう》に
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「薛/子」、第3水準1−47−55]
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孔子は恠力乱神《かいりょくらんしん》を語らずといい給えども左伝《さでん》には多く怪異の事を載《の》せたり又|中庸《ちゅうよう》に国家|将《まさ》に興《おこ》らんとすれば禎祥《ていしょう》有り国家|将《まさ》に亡《ほろ》びんとすれば妖※[#「薛/子」、第3水準1−47−55]《ようげつ》ありと云うを見れば世の中には不可思議無量の事なしと言い難《がた》し殊《こと》に仏家《ぶっか》の書には奇異の事を出《いだ》し之《これ》を方便《ほうべん》となし神通《じんつう》となして衆生《しゅじょう》を済度《さいど》の法《のり》とせり是《こ》の篇に説く所の怪事も亦《また》凡夫《ぼんぷ》の迷いを示して凡夫
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