例で説明して見ますと)※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]《かき》は赤茄子《あかなす》のごとしと云うと無論 simile を内職の内職くらいにしておりますが、本職は固《もと》より※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]の性質を明かにするためです。※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]を葡萄《ぶどう》や梨《なし》と区別するためであります。今※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]を赤茄子で説明すると、その説明がうまくできたかできないか、よく※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]をあらわし得たか得ないか、うまい比較物をもって来たか来ないか、※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]と赤茄子が実によく似ている似ないで、はあなるほどと思う程度が大分違います。このはあなるほど[#「はあなるほど」に傍点]が何時でもいろいろな程度で食っ付いて廻るのであります。simile の方でもこのはあなるほど[#「はあなるほど」に傍点]は無論必要でありますが、それは内職で、本業を云うと、石の冷たさ堅さを自得して、その自得した気分で人の心を感ずるのでありますから、石と人の心を比較して
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