sよこた》わり居り候《そろ》……」
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孔雀の料理史をかくくらいなら、そんなに多忙でもなさそうだと不平をこぼす。
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「とにかく近頃の如く御馳走の食べ続けにては、さすがの小生も遠からぬうちに大兄の如く胃弱と相成《あいな》るは必定《ひつじょう》……」
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大兄のごとくは余計だ。何も僕を胃弱の標準にしなくても済むと主人はつぶやいた。
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「歴史家の説によれば羅馬人《ローマじん》は日に二度三度も宴会を開き候由《そろよし》。日に二度も三度も方丈《ほうじょう》の食饌《しょくせん》に就き候えば如何なる健胃の人にても消化機能に不調を醸《かも》すべく、従って自然は大兄の如く……」
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また大兄のごとくか、失敬な。
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「然《しか》るに贅沢《ぜいたく》と衛生とを両立せしめんと研究を尽したる彼等は不相当に多量の滋味を貪《むさぼ》ると同時に胃腸を常態に保持するの必要を認め、ここに一の秘法を案出致し候《そろ》……」
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はてねと主人は急に熱心になる。
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