源地
・水底太陽のかゞやいて水すまし
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十月十二日[#「十月十二日」に二重傍線] 晴、仲秋、月はよからう。
柿もぎにJさんの妻君が子供を連れて、近所のおかみさんといつしよに来た。
私も熟柿を食べる、うまい/\。
学校まで出かけて、新聞を読ませて貰ふ。
身心何となく不調、何となく死期が遠くないやうな気がする。……
此頃また、クヨ/\ケチ/\するやうだ。
昨日も今日も御飯の出来がよろしくない、米そのものもよくないのだが、私の気分もよくないからだらう。
月はよかつたが、酒のないのが、話相手のないのが物足らなかつた。
寝苦しかつた。
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・水はたたへて山山の倒影がまさに秋
・朝早く汲みあげる水の落葉といもりと
・まんまるい月がふるさとのやうな山から(旅中)
・のぼる月の、竹の葉のかすかにゆらぐ
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十月十三日[#「十月十三日」に二重傍線]――十一月二日[#「十一月二日」に二重傍線]
ぼうぼうたり、ばくばくたり。
ひつそり生きながらへてゐて唐辛が赤い。
どうにもならない私であつた。……
十一月三日[#「十一月三日」
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