げ終わり]

 七月二十日[#「七月二十日」に二重傍線]

曇、――后晴か! と思つてゐたら降りだした!
△垣根から白い花[#「白い花」に傍点]が咲いてゐた、私はぢつと眺めてゐたが、たまらなくなつて、一枝下さいといつたら、若い妻君が、さあどうぞといつてナイフまで持つてきてくれた、彼女はおなじく白い花だつた。(白木槿の花)
彼のハズは幸福だらう、幸福でなくちやならない。
△一切は死に対する心がまへ、死についての身じまひではなからうか、もとより生や生の全機現[#「現」に「マヽ」の注記]、死や死の全機現ではあるが。
△うまい句とよい句[#「うまい句とよい句」に傍点]、――これが解らなければダメだ、私としてはうまい句を望まない、よい句を作りたい、それは真実の句[#「真実の句」に傍点]だ。
どうにもやりきれなくなつて、あの店この店とヤケで二三杯飲み歩いた、もしも人生に、いや私に酒といふものがなかつたら!
とにもかくにもよい雨だつた。
ねむれた、十時から五時まで、夢が夢につゞいたが。
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・草にも風が出てきた豆腐も冷えただろ
・ゆふなぎを、とんでゐるてふねてゐるてふ
・田の草を
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