やつてみる。
案山子二つ、……赤いとあるだけではウソだ。
その前のところに、――即今無――とある、無意味だ、といふよりも缺陥そのものだ、無無無[#「無無無」に傍点]といつた方がよいかも知れない、とにかくムーンだから!
辛子漬《カラシヅケ》云々は、私といふ人間が御飯ぐらゐは炊けることを証明した事実である。
雑草の句の下の文句が百姓とあるのは、用意のない嫌味だ、それだけに却つて嫌味たつぷり。
お祭の句なんどは全然問題にならない。
その他の句は、長門峡とか、時計とか赤いとか、何とかかとかうるさいばかりだ。
昨日の今日で頭がわるくない、痔もわるくない、腹も胃も、手も足も、――あゝすこしばかり行乞流転したい。
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改
お祭ちかい朝の道を大勢で掃いてゆく
・萩の一枝にゆふべの風があつた
曇り日の時計かつちりあつてゐる
案山子、その一つは赤いべゞ着せられてゐる
改訂再録
・とかくして秋雨となつた
鶏頭の赤さ並んでゐる
・咲いて萩の一枝に風がある
けふからお祭の朝の道みんな
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