将来の日本
三版序
新島襄
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)徳富猪一郎《とくとみいいちろう》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)友|徳富猪一郎《とくとみいいちろう》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「てへん+慮」、第4水準2−13−58]
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余が友|徳富猪一郎《とくとみいいちろう》君さきに『将来の日本』と称する一冊子を編著し、これを余に贈り、あわせて余の一言を求めらる。余不文といえども君と旧交のあるあり。あにあえて君の好意を空しゅうすべけんや。余これを読み、その第一回より第十六回に至る、毎回あたかも新佳境に入るの感なきあたわず。けだしその論や卓々、その文や磊々《らいらい》、余をしてしばしば巻をおおい覚えず快哉《かいさい》と呼ばしめたりき。それ君の著書たる、広く宇内《うだい》の大勢を察し、つまびらかに古今の沿革に徴し、いやしくも天意の存するところ、万生の望むところ、早晩平民主義をもって世界を一統すべくこれに抗するものは亡
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