ちるちる・みちる
山村暮鳥

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)お芋《いも》の蒸《ふ》けるのを

|:ルビの付いていない漢字とルビの付く漢字の境の記号
(例)三|人《にん》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、底本のページと行数)
(例)そのもの[#「そのもの」に傍点]

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)沁々《しみ/″\》
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−

 自序

お芋《いも》の蒸《ふ》けるのを、子《こ》ども等《ら》と
樂《たの》しく一しよにまちながら……

 わたしは二人《ふたり》の子《こ》どもの父《ちゝ》であります。(三|人《にん》でしたがその一人《ひとり》は此《こ》の現實《げんじつ》の世界《せかい》にでて僅《わづか》に三|日《か》、日光《ひのひかり》にも觸《ふ》れないですぐまた永遠《えいゑん》の郷土《きやうど》にかへつて行《ゆ》きました)勿論《もちろん》、天眞《てんしん》な子《こ》ども達《たち》に對《たい》しては耻《はづか》しいことばかりの、それこそ名《な》ばかり
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