第二十二編の中に『すみだ川』を採録した。
昭和二年七月春陽堂の編輯した『明治大正文学全集』第三十一編にも『すみだ川』が載せられている。
昭和三年二月|木村富子《きむらとみこ》女史が拙著『すみだ川』を潤色《じゅんしょく》して戯曲となしこれを本郷座《ほんごうざ》の舞台に上《のぼ》した。その時重なる人物に扮《ふん》した俳優は市川寿美蔵《いちかわすみぞう》市川松蔦《いちかわしょうちょう》大谷友右衛門《おおたにともえもん》市川紅若《いちかわこうじゃく》その他である。木村女史の戯曲『すみだ川』はその著『銀扇集《ぎんせんしゅう》』に収められている。
昭和十年十月|麻布《あざぶ》の廬において
[#地から3字上げ]荷風|散人《さんじん》識《しるす》
底本:「すみだ川・新橋夜話 他一篇」岩波文庫、岩波書店
1987(昭和62)年9月16日第1刷発行
2005(平成17)年11月25日第23刷発行
底本の親本:「荷風小説 三」岩波書店
1986(昭和61)年7月発行
入力:門田裕志
校正:阿部哲也
2009年12月20日作成
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