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一〇一 身有[#二]老少[#一]、而心無[#二]老少[#一]。氣有[#二]老少[#一]、而理無[#二]老少[#一]。須[#丙]能執[#下]無[#二]老少[#一]之心[#上]、以體[#乙]無[#二]老少[#一]之理[#甲]。
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〔譯〕身に老少《らうせう》有りて、心に老少無し。氣に老少有りて、理に老少無し。須らく能く老少無きの心を執《と》つて、以て老少無きの理を體《たい》すべし。
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〔評〕幕府《ばくふ》南洲に禍《わざはひ》せんと欲す。藩侯《はんこう》之を患《うれ》へ、南洲を大島《おほしま》に竄《ざん》す。南洲|貶竄《へんざん》せらるゝこと前後數年なり、而て身益|壯《さかん》に、氣益|旺《さかん》に、讀書是より大に進むと云ふ。
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底本:「西郷南洲遺訓」岩波文庫、岩波書店
1939(昭和14)年2月2日第1刷発行
1985(昭和60)年2月20日第26刷発行
底本の親本:「南洲手抄言志録」博聞社
1888(明治21)年5月1
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