]
〔譯〕周子《しうし》靜《せい》を主《しゆ》とす、心《こゝろ》本體《ほんたい》を守るを謂ふなり。※[#「圖」の「回」に代えて「面から一、二画目をとったもの」、52−12]説《づせつ》に、「欲《よく》無し故に靜《せい》」と自註《じちゆう》す、程伯氏《ていはくし》此《これ》に因つて天|理《り》人|欲《よく》の説《せつ》有り。叔子《しゆくし》敬《けい》を持《ぢ》する工夫《くふう》も亦|此《こゝ》に在り。朱陸《しゆりく》以下各|力《ちから》を得る處有りと雖、而《し》かも畢竟《ひつきやう》此の範圍《はんい》を出でず。意《おも》はざりき明儒《みんじゆ》に至つて、朱陸《しゆりく》黨《たう》を分つこと敵讐《てきしう》の如くあらんとは。何を以て然るや。今の學ぶ者、宜しく平心を以て之を待つべし。其の力を得る處を取らば可なり。
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六一 象山、宇宙内事、皆己分内事、此謂[#二]男子擔當之志如[#一レ]此。陳※[#「さんずい+晧」の「日」に代えて「白」、第3水準1−87−18]引[#レ]此註[#二]射義[#一]、極是。
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